
1818年、モンブラン南麓に位置するクールマイユールで鍛冶職人を営むドミニク・グリベル氏が、登山中に雪面にを刺すためのスティックを作ってほしいと登山家から依頼を受け、製作を開始する。ここにGRIVEL(グリベル)の登山用ピッケルが誕生する。その約100年後GRIVEL(グリベル)一族のもとへ登山家のオスカー・エッケンシュタイン氏が新しいアイゼンの図面を持ち込み製作を開始。それを使ったエッケンシュタイン氏は軽々とモンブランへと登ることができた。その後も2本の前爪を備えた世界初の12本爪アイゼンを誕生させるなど、登山業界に革新を起こし続けた。GRIVEL(グリベル)一族から山岳ガイドのゴッビ一族に経営が移行したが、革新性と高い品質を守り続けている。